GUIDE / LIGHTING

間接照明で夜のリビングを作る

間接照明は、光源を直接見せず、壁や天井に当てて反射させる使い方です。正面に置くと眩しく、横向きに置くと落ち着きます。向きだけで、部屋の印象が変わります。

間接照明で夜のリビングを作る
300lm間接照明の明るさ
50cm床からの高さ
2700K夜の色温度

Q1. 間接照明とは、何ですか

光源が直接見えない照明のことです。壁を照らして反射させる、天井を照らす、家具の裏に隠す。この3つの使い方があります。

直接照明は、光源が見えます。リビングの天井照明は、ほとんどが直接照明です。明るさは得られますが、影が硬くなります。

間接照明は、光が壁に当たって拡散するので、影が柔らかくなります。部屋の輪郭がぼやけて、落ち着いた印象になります。

Q2. どこに置けばいいですか

部屋の角、家具の背後、カーテンの内側。この3か所です。

角に置くと、壁と壁の両方が照らされ、光の面が広がります。家具の背後に置くと、家具の輪郭が浮かび上がります。カーテンの内側なら、布を通した柔らかい光になります。

避けるのは、部屋の中央と、座ったときの正面です。正面にあると、光源が目に入り、眩しくなります。

フロアランプを部屋の角に置き、壁を照らしている夜のリビング
フロアランプを部屋の角に置き、壁を照らしている夜のリビング

Q3. 明るさは、どのくらい必要ですか

間接照明1灯なら、300〜500lmで十分です。これは、40W相当の電球1個分。部屋全体を照らすのではなく、雰囲気を作る明るさです。

天井の照明と併用するなら、200lmでも効果があります。天井を消して間接照明だけにすると、100〜200lmでも暮らせます。目が慣れるためです。

6畳で間接照明だけで過ごすなら、2〜3灯必要です。1灯では、部屋の半分が暗いままになります。

Q4. 色温度は、どう選びますか

夜のリビングなら、2700Kです。電球色と呼ばれ、オレンジ寄りの光です。

3000Kでも構いませんが、2700Kのほうが落ち着きます。5000Kの昼白色は、夜には明るすぎて、脳が覚醒します。

寝る前の2時間は、2700K以下にしてください。光の色で、体のリズムが変わります。

Q5. 眩しくない角度は

光源を、壁に向けます。人が座ったときに、光源が見えない角度です。壁から20〜30cm離して、壁に向けて置きます。

ランプシェードの下端が、目の高さより下にあると、光源が直接見えません。座ったときの目の高さは、床から110〜120cm。シェードの下端は、100cm以下にします。

Q6. 電気代は、どのくらいですか

LEDなら、1灯あたり月50〜100円です。5WのLEDを1日5時間点けると、月の電気代は約45円(27円/kWhで計算)。

3灯つけても、月150円ほどです。天井の照明を消して間接照明に切り替えると、電気代は下がることもあります。

POINT間接照明は、明るさより「光源が見えないこと」が重要です。明るくしても、光源が見えると眩しく、落ち着きません。
間接照明は、部屋を明るくするのではなく、影を作るための照明です。

コードの処理

フロアランプのコードは、家具の裏を通します。床を横切ると、掃除のたびに引っかかり、そのうち点けなくなります。

コンセントが遠い場合は、延長コードを壁沿いに這わせてください。コードクリップで留めると、目立たなくなります。

電池式のランプなら、コードの問題は起きません。ただし、電池の交換が3か月ごとに必要です。

2灯目は、部屋の反対側に置く

1灯だけだと、光の当たる面と影の面がはっきり分かれ、部屋が半分に切れて見えます。2灯目は、1灯目の対角に置いてください。

両側から光が入ると、影が薄くなり、空間がつながって見えます。明るさは、1灯目より暗くして構いません。200lmでも、バランスが取れます。

3灯目を足すなら、机の上か、テレビの裏。テレビの裏に置くと、画面の眩しさが和らぎ、目が疲れにくくなります。

よくある質問

Q間接照明だけで、本は読めますか。

読みにくいです。手元を照らすには、500lx以上必要です。読書用のライトを別に用意してください。

Q天井を照らすタイプは、効果がありますか。

あります。天井が明るくなると、部屋が高く見えます。ただし、天井が白い部屋に限ります。

Q賃貸でも設置できますか。

できます。フロアランプ、クリップ式、置き型なら、壁に穴を開けません。

Q照明を増やすと、暑くなりませんか。

LEDなら、ほとんど発熱しません。白熱球は熱を持つので、LEDに替えてください。

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