
事故は、3つのパターン
1つ目は、転倒です。引き出しを開けて登り、家具ごと倒れる事故は、年間で数十件報告されています。高さ90cm以上の家具は、すべて固定が必要です。
2つ目は、指挟みです。引き出しと本体の隙間、扉の蝶番部分。10mmの隙間があると、子どもの指が入ります。
3つ目は、角との衝突です。走ってぶつかる、転んで当たる。角が直角だと、けがが深くなります。
買う前の、4項目
- [ ] 転倒防止金具が付属しているか
- [ ] 角が面取りされているか(R加工)
- [ ] 引き出しにロックが付けられるか
- [ ] 塗料の安全基準を満たしているか
1番目は、必ず確認してください。付属していない場合は、別売りの金具を買います。1か所1,000円ほどです。
3番目は、小さい子がいる家庭では必須です。引き出しを全部開けられると、転倒の原因になります。後付けのロックは、1個500円ほど。
4番目は、食品衛生法の基準か、ヨーロッパのEN71という規格です。表示がない場合は、店に問い合わせてください。
配置の、4項目
- [ ] 家具と家具のあいだに、指が入る隙間がないか
- [ ] コンセントに、子どもが触れないか
- [ ] 窓際に、登れる家具を置いていないか
- [ ] 通路が60cm以上あるか
1番目は、家具を寄せて置くか、隙間にクッションを挟みます。10mmの隙間でも、指は入ります。
2番目は、コンセントカバーを使います。1個200円。コードは、家具の裏を通してください。
3番目は、窓の転落事故の原因になります。ベッドやソファを窓の下に置くと、子どもは登ります。

使い始めてからの、4項目
- [ ] 3か月に1度、ネジの緩みを確認した
- [ ] 家具が壁に固定されているか、揺すって確認した
- [ ] 引き出しのロックが効いているか
- [ ] ラグが滑っていないか
1番目は、引き出しの取っ手、脚の付け根、扉の蝶番。この3か所を締め直します。
4番目は、滑り止めを敷くか、裏面が滑りにくいラグを選びます。走って転ぶ事故は、ラグが原因のことが多いです。
子ども用の家具を選ぶ
子ども用の机と椅子は、高さが調整できるものを選んでください。成長に合わせて、1〜2年ごとに高さを変えます。
椅子は、足の裏が床につく高さ。ぶらぶらするなら、足置きを足します。机は、肘が90度になる高さです。
素材は、無垢材か合板。塗装は、オイルか水性塗料を選んでください。子どもは、机を舐めることがあります。
片づけやすい配置にする
安全と同じくらい大事なのが、片づけやすさです。おもちゃの箱は、床から60cm以内に。子どもが届かない場所にしまうと、床に置かれます。
箱は、深さ20cmまでの浅いもの。深いと、下のものを出せません。
1つの箱に1種類だけ入れてください。混ざると、戻す場所が分からなくなります。
コードは、束ねて隠す
テレビや照明のコードは、子どもの興味を引きます。引っ張って、家具を倒す原因になります。
コードは、家具の裏にまとめ、結束バンドで束ねてください。壁と家具の隙間が5cm以上あるなら、コードカバーを付けると安心です。
延長コードは、床に這わせないでください。這わせる場合は、テープで固定します。踏むと、プラグが抜けて発熱します。
よくある質問
Q賃貸で壁に穴を開けられません。
突っ張り式の家具を使うか、天井と家具のあいだに突っ張り棒を渡します。退去時の補修費は、1か所2,000〜3,000円です。
Qいくつくらいまで、固定が必要ですか。
6歳くらいまでです。ただし、家具の上に乗る習慣が残っているなら、そのあとも続けてください。
Q中古の家具は、安全ですか。
ネジの緩みと、角の欠けを確認してください。塗料が剥がれている場合は、塗り直すか、使わないでください。
Q兄弟で家具を共有できますか。
できます。ただし、引き出しは1人1段に分けてください。混ざると、取り合いになります。
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