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石材の天板、大理石と人造の選び分け

石の天板は、重く、冷たく、傷が付きにくい。けれど、種類を間違えると1年で染みが残ります。大理石と御影石と人造石。この3つの違いを知っておけば、選び直す必要はありません。

石材の天板、大理石と人造の選び分け
20mm天板の厚み
50kg1㎡あたりの重さ
3種主要な石材

大理石は、酸に弱い

大理石は、白を基調にした模様が美しい石です。カルシウムを含むため、レモンや酢などの酸で表面が溶けます。ワインをこぼすと、その部分だけ白く曇ります。

ダイニングテーブルに使うなら、コーティングが必要です。施工は1万円前後、効果は3年ほど。コーティングなしで使うなら、ランチョンマットを常に敷いてください。

御影石は、硬いが重い

御影石(花崗岩)は、大理石より硬く、酸にも強いです。キッチンの作業台や、洗面台に向きます。

重さは、1㎡あたり50kg前後。天板1枚で30kgを超えるため、天板を受ける脚の耐荷重を確認してください。搬入も、2人では難しい場合があります。

石材 酸 吸水 価格(1㎡)
大理石 弱い 吸う 3〜6万円
御影石 強い ほぼ吸わない 4〜8万円
クォーツストーン 強い 吸わない 5〜9万円

人造石は、染みない

クォーツストーンは、石の粉を樹脂で固めたもの。吸水せず、醤油や油が染みません。色も均一で、模様のばらつきがありません。

天然石の模様にこだわらないなら、人造石が扱いやすいです。ただし、熱に弱く、200℃以上の鍋を直接置くと変色します。

POINT天然石は、1枚ごとに模様が違います。注文前に実物の写真を確認してください。施工後に模様の位置を変えることはできません。
石材の天板にリネンのランナーと器を置いたダイニング
石材の天板にリネンのランナーと器を置いたダイニング

厚みは20mm、端の処理で印象が変わる

天板の厚みは20mmが標準です。30mmにすると重厚に見えますが、重さが1.5倍になります。

端の処理は、直線(ストレート)と面取り(ベベル)があります。直線は現代的、面取りは柔らかい印象。角を丸める「R面取り」は、子どもがいる家に向きます。

洗面所では、御影石か人造石

洗面台の天板は、水と石鹸カスに晒されます。大理石は、石鹸のアルカリで曇るため避けてください。

御影石かクォーツストーンなら、水を拭き取るだけで済みます。水栓の周りに水が溜まらないよう、1mmの傾斜をつけると、カビの発生が減ります。

搬入は、通路の幅を先に測る

石の天板は、分割できない場合があります。エレベーターの奥行き、階段の曲がり角、玄関の扉幅を先に測ってください。

搬入できない場合は、2分割にして、継ぎ目を目立たせない加工があります。継ぎ目は、模様を合わせると分かりにくくなります。

石の天板は、見た目で選ぶと1年で後悔し、性質で選ぶと20年使えます。

よくある質問

Q大理石に、輪染みができました。

酸による侵食です。研磨で直せます。1㎡あたり1万円前後。コーティングをしてから使い直してください。

Q石の天板は、冷たいですか。

冬は冷たく感じます。食事の間だけ、ランチョンマットを敷くと緩和されます。ヒーター式のテーブルと組み合わせる方法もあります。

Q子どもが食器を落としました。

石は割れませんが、食器が割れます。角を丸めた天板にして、食器はメラミン製にすると、破片が出ません。

Q木の天板と比べて、手入れは楽ですか。

楽です。水拭きだけで済み、オイルの塗り直しが不要です。ただし、重さと搬入の制約があります。

Q中古の石テーブルは、買ってもいいですか。

ひびと欠けを確認してください。目視で分からないひびは、指で撫でると引っかかります。補修は、専門業者で2万円前後です。

石の性質が分かると、ダイニングの選択肢が広がります。あわせて読むなら、ダイニングテーブルのサイズとダイニングの椅子が参考になります。記事は家具ガイドにまとめています。

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