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届く高さを、年齢で決める
子どもの身長は、1年に6cm伸びます。3歳で90cm、6歳で115cm、10歳で135cmが平均です。手を上げて届くのは、身長の1.2倍まで。3歳なら108cm、6歳なら138cmです。
ただし、棚に物を戻す動作は、肩より下のほうが自然です。目安として、3歳なら60cm、6歳なら90cm、10歳なら120cmまでを使ってください。
この高さを超えた場所は、大人が管理します。季節物、記念品、勉強の教材。子どもが普段使う物は、必ず届く範囲に収めます。
実例1:3歳・4.5畳
築20年のアパート、4.5畳の子ども部屋です。置いたのは、高さ60cmのオープンラック1台と、おもちゃ箱2つでした。
ラックの寸法は、幅80cm・奥行き30cm・高さ60cm。棚板は2枚で、間隔は28cm。この間隔は、絵本の高さ26cmに合わせています。
おもちゃ箱は、幅35cm・奥行き30cm・高さ20cmのものを2つ。ラックの下段に並べると、子どもが自分で出し入れできます。箱が重いと戻さないので、1箱の重さは2kgまでにしました。
この部屋の収納量は、約90Lです。3歳の持ち物は、おもちゃ30点、絵本20冊、着替え1週間分。これで足ります。

実例2:6歳・6畳
小学校に上がった年、6畳の部屋に移りました。ラックは高さ90cmのものに買い替え、天板を勉強机として使っています。
ラックは幅100cm・奥行き35cm・高さ90cm。棚板は3枚で、間隔は25cm。下段におもちゃ、中段に図鑑、上段に学用品です。
机は別に買わず、ラックの天板(高さ90cm)に椅子を合わせました。6歳の身長115cmで、椅子の座面が32cm。この組み合わせなら、足の裏が床につきます。
教科書は、A4判で高さ30cm。棚の間隔が25cmだと入りません。図鑑と教科書は、間隔30cmの段に入れています。
実例3:10歳・8畳
10歳になると、持ち物が増えます。教科書、ノート、習い事の道具、ゲーム。8畳の部屋で、ラック2台とデスク1台の構成にしました。
1台目は高さ120cmのオープンラック。幅90cm、奥行き30cm。棚板は4枚で、間隔は26cm。文庫本、マンガ、小物を収めています。
2台目は、高さ70cmのクローズド収納。幅80cm、奥行き40cm。引き出し3段で、衣類と習い事の道具を入れています。
10歳になると、見せたくない物が出てきます。全部をオープンにすると、隠す場所がなくなり、床に置くようになります。オープン7割・クローズド3割が、この年齢の目安です。
オープン収納にする理由
子ども部屋の収納は、扉付きよりオープンが向きます。理由は3つです。
1つ目は、見えること。扉を開ける動作が1回減るだけで、戻す確率が変わります。2つ目は、定位置が分かること。同じ箱に同じ物が入っていると、3歳でも戻せます。
3つ目は、大人が把握できること。何がどれだけあるかが見えるので、増えすぎたときに手放す判断ができます。
扉付きが必要なのは、衣類と教材だけです。それ以外は、オープンとボックスの組み合わせで足ります。
増え続けるおもちゃへの対処
おもちゃは、年に1回増えます。誕生日とクリスマスで、平均10点。この増加分を吸収する場所を、最初から用意してください。
方法は、ラックの上に空の段を1つ残すことです。買った時点で8割を埋め、2割を空けておきます。空の段があると、増えても溢れません。
逆に、最初から満杯にすると、3か月で床に物が置かれます。収納の8割で止めるのが、子ども部屋の基本です。
よくある質問
Qラックは何歳まで使えますか。
高さ90cmのラックなら、6歳から12歳まで使えます。10歳を超えると、天板が机として低くなるので、デスクを買い足してください。
Qおもちゃ箱は、どんな形がいいですか。
深さ20cmまでの、浅いものが使いやすいです。深い箱は、下の物が出てこなくなります。
Q片づけをしつけるには、どうすればいいですか。
1つの箱に1種類だけ入れてください。複数の種類が混ざると、戻す場所が分からなくなります。
Q兄弟で部屋を分けられません。
ラックを2台並べ、それぞれに名前を書いてください。境界がはっきりすると、混ざりません。
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