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「書斎が必要」は、思い込み
書斎という言葉から、6畳の個室を想像します。けれど実際に必要なのは、座って作業できる面積と、話しても迷惑にならない環境です。
幅90cm・奥行き60cmのデスクなら、ノートPCと資料が並びます。椅子を引くのに後ろ60cm。合計で、幅90cm×奥行き120cmの空間があれば足ります。
問題は、音と視線です。会議中に家族が通ると集中が切れます。この2つをどう分けるかが、書斎作りの本題になります。
実例1:クローゼットの中(0.5畳)
押し入れの下段を空けて、デスクを入れました。内寸は幅90cm、奥行き55cm、高さ80cmです。
デスクは、天板だけをDIYしました。ホームセンターで合板をカットし、突っ張り式の脚を付けます。材料費は4000円ほどです。
椅子は、座面高32cmの低いものを選びました。天板が床から72cmなので、座面との差が40cm。この差が、肩が上がらない高さです。
扉を閉めれば、仕事の道具が見えません。来客時も、部屋が散らかって見えません。難点は、閉塞感と換気です。1時間ごとに扉を開けて、空気を入れ替えてください。

実例2:リビングの片隅(1畳)
リビングの壁際、幅120cm・奥行き70cmの空間に、デスクを置きました。テレビの横ですが、向きを変えて、画面が見えない位置にしています。
デスクは幅100cm、奥行き60cm。天板の高さは72cmで、椅子の座面は42cmです。モニターは、目から60cmの距離に置きました。
集中を保つ工夫は、3つです。目の前に棚を置いて視線を遮る、ヘッドホンを使う、作業中はテレビを消す。この3つで、リビングでも仕事になります。
会議のときは、背景に気をつけます。壁か本棚を背にすると、生活感が出ません。カメラの高さは、目線と同じにしてください。
実例3:独立した2畳
納戸を書斎にしました。2畳(約3.2㎡)で、デスク、本棚、チェアを置いています。
デスクは幅140cm。モニター2台とキーボードを並べても、余裕があります。天板の高さは70cm、椅子は座面42cmです。
照明は、天井の照明に加えて、デスクライトを1つ。作業面の明るさは、500lx以上にします。手元だけを照らすと、モニターとの明るさの差で目が疲れます。
| 実例 | 広さ | デスク幅 | 向く人 | 難点 |
|---|---|---|---|---|
| クローゼット | 0.5畳 | 90cm | 単身、週2〜3日 | 換気、閉塞感 |
| リビング片隅 | 1畳 | 100cm | 家族持ち | 音、視線 |
| 独立2畳 | 2畳 | 140cm | 毎日8時間 | 部屋を1つ使う |
椅子と天板の、数字の合わせ方
天板の高さは、床から70〜72cm。椅子の座面は、40〜43cmです。この差が28〜30cmになると、肩が上がらず、腕が机に乗ります。
椅子の座面と膝の裏は、指2本分(約3cm)空けます。ぴったり付くと、脚が圧迫されて血流が悪くなります。
モニターは、目から40〜70cm。画面の上端が、目の高さと同じか少し下になるように調整してください。見上げると、首が疲れます。
音の問題を、家具で解く
会議の音は、家具で吸えます。本棚、カーテン、ラグ。この3つがあると、反響が減ります。
壁が硬い部屋は、音が響きます。本棚を1つ置くだけで、反響が半分になります。カーテンを厚手にすると、さらに効果があります。
ドアの隙間は、隙間テープで塞いでください。1mmの隙間から、声は漏れます。
よくある質問
Q書斎がなくても、リモートワークはできますか。
できます。幅90cmのデスクと、背景になる壁があれば足ります。会議の時間だけ、静かな場所を確保してください。
Qダイニングテーブルで仕事をしてもいいですか。
短期なら構いません。天板が75cmと高いので、椅子を上げるか、フットレストを使ってください。
Qモニターは何インチが適切ですか。
距離60cmなら24インチ、80cmなら27インチです。それ以上は、首を動かす回数が増えます。
Q背景に生活感が出ます。
壁に向かって座るか、間仕切りを置いてください。バーチャル背景より、実際の壁のほうが自然に見えます。
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