GUIDE / KITCHEN

3万円でキッチンを揃える、配分の話

3万円は、調理12,000円、食器5,000円、保存4,000円、持ち運び6,295円、予備2,705円の5区分です。持ち運び4点の合計も6,295円。金額を先に決めてください。

3万円の内訳を紙に書き、水筒と弁当箱を横に並べたキッチンの実景。
30,000円揃える予算の総額
12,000円調理器具に置く額
1,657円水筒2本の差額

予算は、5つの区分に割る

3万円は、役割ごとに5つへ割ります。調理器具、食器、保存、持ち運び、予備です。

この順番で金額を先に決めると、店で選ぶときに迷う時間が減ります。

予備を最後に回すと、選ぶ順番が金額の大きい順に揃います。

区分 金額 割合 中身
調理器具 12,000円 40% 鍋・フライパン・包丁・まな板
食器 5,000円 17% 皿6枚・箸3組・コップ3個
保存 4,000円 13% 容器2個・ラップ・保存袋
持ち運び 6,295円 21% 水筒2本・カップ・バッグ
予備 2,705円 9% 買い足し用
合計 30,000円 100%

調理器具の12,000円は、4割を占める

一番多く動くのは、火にかける道具です。ここに4割を置きます。

12,000円の内訳は、フライパン4,000円、鍋4,000円、包丁3,000円、まな板1,000円です。

毎日使う4点に、予算の半分近くを寄せてください。ここを削ると、買い替えが早くなります。

鍋の予算は4,000円です。18cmの片手鍋1つを選び、両手鍋は3人以上の日に回します。

18cmはコンロの五徳に収まる直径です。26cmを超えると、奥行60cmの天板からはみ出します。

1,000円台の鍋は、取っ手の留め金が1年で緩みます。留め金は交換できない作りです。

包丁は3,000円、まな板は1,000円です。2点で4,000円、調理器具の3分の1になります。

包丁は刃渡り16cmの三徳1本。まな板は横幅40cmで、手前の作業面に収まります。

1,000円を切る包丁は、研ぐ前提の鋼です。研ぐ手間を取らないなら、3,000円を残してください。

食器の5,000円は、1枚800円で数える

皿は6枚で4,800円、1枚800円です。大皿2枚と小皿4枚の組み合わせになります。

箸3組とコップ3個を足すと、5,000円を超えます。超過分は予備から出してください。

来客用の皿は、この6枚に含めません。使う日の前日に、1枚だけ買い足します。

同じ形の皿6枚を重ねると9cmです。棚の間隔が24cmなら、2段に分けられます。

違う形を混ぜると、1枚あたり1cm高くなります。6枚で15cmになり、棚1段を失います。

電子レンジに入れるなら、縁に金線の入った皿は避けてください。

保存の4,000円は、容器と消耗品に分ける

保存容器2個で2,600円、ラップと保存袋で1,400円です。

容器は1個1,300円の、フタが外れるタイプにしてください。電子レンジに入れられます。

袋は、厚み0.04mm以上を選ぶと破れにくくなります。薄い袋は1か月で使い切ります。

ラップ1本は約2か月分です。3本で半年、1,400円の予算に収まります。

まとめ買いは単価が下がりますが、置く場所が2倍になります。戸棚の幅30cmを空ける必要があります。

使い切る前に買い足すと、二重に場所を取ります。残り1本になってから買ってください。

持ち運びの4点は、6,295円で揃う

水筒は2,871円、真空断熱カップは1,318円、ランチバッグは892円、もう1本の水筒は1,214円です。

4点の合計は6,295円。2,871+1,318+892+1,214の計算です。

水筒は480mlと500mlで、容量はほぼ同じです。口径とフタの形で選び分けてください。

水筒2,871円は、ペットボトル1本150円として19本分です。19本で元が取れます。

週2回持ち出すなら、10週間で19本になります。3か月で回収できる計算です。

週1回なら、同じ計算で半年かかります。持ち出す回数が週1回を切るなら、予備の2,705円を先に使ってください。

予備の2,705円は、最後まで残す

予備は、買い忘れのためではありません。サイズが合わなかったときの交換用です。

皿は直径、容器は高さ、水筒は口径で失敗します。1点だけ交換する前提で、2,705円を残します。

予備を使わずに済んだら、その分を包丁の研ぎ器か、計量スプーンに当ててください。

予備の使い道は、皿1枚の追加と、容器の交換です。

1,657円の差は、部材の数に出る

水筒2本の差額は1,657円です。2,871円から1,214円を引いた額になります。

高い側は本体がステンレス鋼の1材で、安い側はABS、アクリル、ゴム、シリコーンなど6材で組みます。

部材が多いほど、フタの開閉とパッキンの交換に手間がかかります。差額はここに乗ります。

フタは別売りで800円前後です。3年で1回交換する前提で計算してください。

価格は、本体、底、取っ手の3つに分かれます。3,000円なら、この3つの合計です。

底の厚みが1.5mmから3mmに増えると、熱の回り方が変わり、焦げ付きが減ります。

取っ手が樹脂か金属かで、持ったときの重さが100g前後変わります。重さは腕の疲れに直結します。

1,000円のフライパンは、半年で底の加工が落ちます。3,000円なら2年使えます。

洗う回数は、1年で約300回です。1回あたりの費用は、1,000円で3.3円、3,000円で5円です。

差は1回1.7円。2年で見ると、3,000円のほうが安くなります。

包丁も同じ計算です。3,000円で2年、1,000円で半年。1年あたりでは1,500円と2,000円になります。

3万円は、商品から選ばず、区分から決めます。金額を先に置くと、1点の失敗が予算全体を崩しません。

よくある質問

Q3万円で、何点揃いますか。

23点が目安です。 調理4点、皿6枚、箸3組、コップ3個、保存3点、持ち運び4点の合計です。

Q安い鍋と高い鍋は、何が違いますか。

底の厚みです。 1.5mmと3mmで、熱の伝わり方が変わり、焦げ付きの量が減ります。

Q予備費は残さないといけませんか。

2,705円は残してください。 皿の直径と容器の高さは、届いてから合わないことが分かります。

Q水筒は先に買うべきですか。

週2回以上持ち出すなら先です。 19本分のペットボトルで元が取れ、3か月で回収できます。

記事一覧は家具ガイドにまとめています。