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涼感寝具の選び方、素材別の特徴を比較

暑い夜、寝返りを打つたびに、シーツが背中に張りつく。エアコンはつけている。それでも暑い。

涼感寝具の選び方、素材別の特徴を比較

涼感寝具は、この「張りつき」を減らす道具です。ただし、触れた瞬間の冷たさと、朝まで快適かどうかは別の話。ここを混同すると、買った初日だけ気持ちいい寝具になります。

接触冷感は、3分で終わる

接触冷感の値は、q-max(qマックス)で表されます。0.3以上が「冷感あり」、0.4以上で「ひんやり」と感じる数値です。

ただし、この冷たさは、肌が触れた瞬間の熱移動です。3分もすれば、布と肌の温度は同じになります。つまり、q-maxが高いだけでは、朝まで涼しくありません。

大事なのは、そのあと。汗を吸って、逃がす力です。ここで差が出るのが、素材です。

素材別、3つの特徴

ポリエチレン系。q-maxは0.4前後で、触れると明確に冷たい。ただし、吸湿はほぼしません。汗をかくと、そのまま肌の上に残ります。エアコンを強めに効かせている人向け。

麻(リネン)。q-maxは0.25前後。触れた瞬間は冷たくありませんが、吸湿と放湿が速い。汗をかいても、30分ほどで乾きます。蒸し暑い夜に向きます。

ガーゼ。q-maxは0.2前後。冷感はほとんどありませんが、軽く、通気がよい。掛け布団として使うと、エアコンの冷気を遮りすぎません。

素材 q-max 吸湿 乾き 向く人
ポリエチレン 0.40 ほぼなし 速い エアコン強め
麻(リネン) 0.25 高い 速い 蒸し暑い夜
ガーゼ 0.20 高い 速い 冷え性、子ども
接触冷感ポリエステル 0.35 低い 最速 中間
綿 0.15 高い 遅い 春秋

エアコン28度なら、麻+ガーゼ

エアコンの設定温度で、組み合わせは変わります。28度設定なら、麻の敷きパッドに、ガーゼの掛け布団。これが最も蒸れにくい組み合わせです。

26度以下まで下げるなら、接触冷感のポリエステルでも大丈夫。ただし、冷えで目が覚めることがあります。冷え性の人は、麻を選んでください。

27度前後で迷うなら、敷きパッドは麻、掛け布団は薄手のガーゼ。この2つで、たいていの夜は越えられます。

設定温度 敷きパッド 掛け布団 枕
26度以下 接触冷感ポリ 薄手ガーゼ 通気性メッシュ
27〜28度 麻 ガーゼ 麻 or そばがら
29度以上 麻+扇風機 タオルケット 通気性メッシュ

冷え性なら、冷感を避ける

手足が冷える人は、接触冷感を選ばないでください。寝入りは気持ちよくても、深夜に冷えて目が覚めます。

冷え性の人の組み合わせは、麻の敷きパッドに、薄手のガーゼケット。冷感はありませんが、汗を吸って乾くので、蒸れません。足元だけ、麻のタオルケットを1枚足すと、ちょうどよくなります。

エアコンの風が直接足に当たる場合は、風向きを変えるか、サーキュレーターで撹拌してください。冷風を直接受けると、体温が下がりすぎます。

枕は、高さより通気

夏の枕は、高さより通気です。頭は汗をかきやすく、枕は熱がこもります。

そばがら枕は、通気がよく、夏に向きます。ただし、硬めなので、慣れるまで時間がかかります。パイプ枕も通気がよいですが、音が出ます。

低反発ウレタンは、夏には向きません。熱がこもり、朝には枕が温まっています。使うなら、通気性のカバーを必ず付けてください。

扇風機は、ベッドに直接当てないでください。体が冷え、汗が引いて、逆に寝苦しくなります。天井に向けて回すか、部屋の反対側から弱風で送る。空気を動かすだけで、体感温度は1度ほど下がります。

買い替えの目安は、3年です。敷きパッドは洗濯で劣化し、冷感の樹脂が剥がれます。掛け布団は、中綿が偏ってきたら交換時期。夏の寝具は薄いぶん、傷みが早いです。

寝具は、週1回干す

涼感寝具でも、干さないと効果は落ちます。汗を吸ったままでは、冷感も通気も働きません。

週に1度、晴れた日の午前中に、2時間干してください。麻とガーゼは陰干し、ポリエチレン系は風通しのよい日陰で。直射日光は、素材を傷めます。

洗濯は、表示に従ってください。麻は洗濯機で洗えますが、乾燥機は避けます。ポリエチレン系は、洗濯機で洗えるものが増えています。

よくある質問

Q接触冷感の数値が高いほど、涼しいですか?

触れた瞬間は涼しいですが、朝までの快適さは別です。吸湿と通気も確認してください。

Q麻の寝具は、ごわごわしませんか?

最初は硬めですが、洗うほど柔らかくなります。3回ほど洗うと、肌になじみます。

Q子どもにも涼感寝具は使えますか?

使えますが、冷えすぎに注意してください。ガーゼのほうが安全です。

Qエアコンをつけたまま寝ると、体に悪いですか?

直接風が当たらなければ、問題ありません。風向きを上にして、28度設定にしてください。

夏の寝具は、冷たさより、乾きで選んでください。乾かない寝具は、どんなに冷たくても、朝には蒸れています。次は、夏のラグをどうするかについてまとめています。

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