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素材別お手入れガイド|木・金属・布・革

家具の手入れは、素材名ではなく仕上げ名で決まります。同じオークでも、オイル仕上げとウレタン塗装では、かける手入れが正反対です。まず自分の家具が何で仕上げられているかを見てください。

素材別お手入れガイド|木・金属・布・革
年2回オイル仕上げの手入れ
5つ必要な道具の数
40%皮革が傷む湿度

仕上げの名前を、3つ覚える

木の家具の仕上げは、大きく3つです。オイル、ウレタン、ラッカー。

オイル仕上げは、木に油を含ませる仕上げです。表面に膜を作らないので、木の質感が残ります。傷が付きやすいですが、自分で直せます。

ウレタン塗装は、表面に樹脂の膜を作ります。水を弾き、傷に強い。ただし、膜が剥がれると補修は難しく、業者に頼むことになります。

ラッカーは、速乾性の塗料です。薄い膜で、木の質感が残ります。シンナー系の溶剤で溶けるので、アルコールで白く濁ります。

木は、仕上げ別に手入れが変わる

オイル仕上げは、年2回、蜜蝋ワックスかオイルを塗ります。塗る前に、乾いた布で埃を落とし、固く絞った布で拭きます。オイルは薄く伸ばし、30分置いてから、余分を拭き取ります。

ウレタン塗装は、水拭きと乾拭きだけで足ります。年に1度、中性洗剤を薄めて拭き、すぐ乾拭きします。ワックスは不要です。かえって膜の上に油が残り、べたつきます。

ラッカーは、乾拭きのみです。水拭きは、膜を傷めます。アルコール消毒液が付くと、白く濁って戻りません。

蜜蝋ワックスを染み込ませた布で、天板を円を描いて拭く手元
蜜蝋ワックスを染み込ませた布で、天板を円を描いて拭く手元

金属は、3種類で磨き方が違う

真鍮は、使うほど色が深くなります。磨くと金色に戻りますが、また変色します。ピカピカを保ちたいなら月1回、味を楽しむなら何もしません。

スチールは、乾拭きだけで十分です。水に弱く、1日放置すると錆が出ます。濡れた場合は、すぐに乾かしてください。

アルミは、傷が付きやすいです。研磨剤入りのクリーナーは使わず、中性洗剤で拭きます。

布は、繊維で洗い方が変わる

ウールは、水洗いで縮みます。カバーが外せるなら、ドライクリーニングか、30℃以下の手洗いです。洗濯機の「おしゃれ着コース」でも、縮むことがあります。

コットンとリネンは、洗濯機で洗えます。ただし、乾燥機は縮む原因になります。陰干しにしてください。

ポリエステルは、最も扱いやすい素材です。水洗いでき、乾きも早い。ただし、静電気で埃を吸います。柔軟剤を使うと、静電気が減ります。

素材 洗濯 乾燥 注意点
ウール 手洗いかドライ 平干し 縮みやすい、20℃以上で縮む
コットン 洗濯機可 陰干し 乾燥機で5%縮む
リネン 洗濯機可 陰干し しわになる、アイロン必須
ポリエステル 洗濯機可 乾燥機可 静電気、毛玉

革は、3種類で手入れが違う

ヌメ革は、油分を多く含む素上げの革です。半年に1度、レザークリームを薄く塗ります。水に弱く、染みになります。

アニリン革は、染料で色を付けた革です。色落ちしやすく、ジーンズの色が移ります。クリームは年1回までにしてください。

合皮(合成皮革)は、3〜5年で表面が剥がれます。クリームは不要で、乾拭きのみ。アルコールは使わないでください。

POINT革の傷みは、湿度で決まります。40%を切るとひび割れ、70%を超えるとカビます。梅雨の時期は、除湿剤を1つ、家具の近くに置いてください。
手入れは、年2回で十分です。回数より、素材に合った道具かを選んでください。

道具は、5つで足りる

1つ目は、乾いた布です。古いTシャツで構いません。2つ目は、固く絞った布。水拭き用です。

3つ目は、蜜蝋ワックス。木のオイル仕上げ用です。1缶200gで、3年もちます。4つ目は、中性洗剤。薄めて使います。

5つ目は、柔らかいブラシ。布のほこりを落とすのに使います。この5つで、家にある家具の8割は手入れできます。

やってはいけない手入れ

木にアルコールを使わないでください。ラッカーとウレタンは溶け、白く濁ります。消毒の習慣がある家は、除菌シートを家具に使わないよう注意してください。

金属に研磨剤入りのクリーナーを使わないでください。細かい傷が全面に入り、艶が戻らなくなります。真鍮なら、専用の磨き粉を使ってください。

布に漂白剤を使わないでください。色落ちだけでなく、繊維が脆くなります。部分的な汚れは、中性洗剤を薄めて、布で叩くように拭きます。

よくある質問

Q家具の仕上げが分かりません。

水を1滴落として、30秒待ってください。染み込めばオイル、弾けばウレタンかラッカーです。

Q天板に白い輪染みができました。

ウレタンなら、ドライヤーで温めると消えることがあります。オイルなら、紙やすりで削ってオイルを塗り直します。

Q合皮が剥がれてきました。

補修テープで応急処置はできますが、根本的な修理は難しいです。3〜5年が寿命と考えてください。

Q布のカバーは、何年使えますか。

週1回洗濯して、3〜5年です。張り替えは、ソファ1台で3〜8万円かかります。

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