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書類キャビネットが倒れる3つの原因

高さ180cmで奥行44.5cmの収納は、高さが奥行の4倍あります。この比率で上段に重い書類を入れると、地震で前に倒れます。固定と下段への移動で防いでください。

壁に固定した収納の天板付近と、金具の位置を写した実景。
4倍高さ÷奥行の比率
10kg棚1段の耐荷重
44.5cm一番細い奥行

倒れる原因は、高さが奥行の4倍になること

収納が倒れるかどうかは、底辺の奥行と高さの比で決まります。高さ180cm、奥行44.5cmなら4倍です。

4倍を超えると、上に載る重さがてこの力になり、前へ倒れる方向に働きます。

3倍までは、多少重くても自立します。4倍を超えたら、壁への固定が前提になります。

固定しない収納は、地震の揺れで1回押されるだけで倒れます。中身の重さは関係ありません。

4倍という比率は、高さ180cm級の収納では共通です。同じ条件なら、同じ対策が要ります。

上段の書類は、てこの長さを伸ばす

上段に書類を入れると、重心が上がります。重心が高いほど、倒れる角度は浅くなります。

A4ファイル100冊は30kgです。この半分を上段に入れると、15kgが床から150cmの位置に載ります。

同じ15kgでも、下段なら床から40cmです。倒れる力は、高さに比例して大きくなります。

重い書類は、下段へ。上段には、軽い文具と予備の紙を入れてください。

収納の上に物を置くと、重心が上がります。天板の上は、空けておいてください。

上段に物を置かない収納は、重心が下がります。空いた段は、軽い予備の紙に使ってください。

固定金具は天板から20cm下と、下段の2箇所

固定は、1箇所では足りません。上の1箇所と下の1箇所、2箇所で止めます。

上の金具は、天板から20cm下に付けます。上端に近いほど、倒れる力を抑えられます。

下の金具は、床から20cmの位置です。ここが動くと、収納全体がずれます。

金具は、収納の左右に1つずつ。片側だけだと、揺れで回転します。

金具が付属している場合と、別売りの場合があります。買う前に、付属の有無を確認してください。

耐荷重10kgは、1段の数字

耐荷重10kgは、棚板1枚の数字です。4段あっても、合計40kgではありません。

段の耐荷重を合計しないでください。1段10kgの収納に、40kgを入れられるわけではありません。

1段に10kgを超えると、棚板が撓みます。撓んだ棚板は、荷重を隣の段へ逃がせません。

書類は1冊300gです。1段33冊で10kgになります。これを超えるなら、段を増やしてください。

5段の収納なら、1段20冊に分ければ、合計100冊でも1段6kgです。

引き出しを開けたままにしない

引き出しを開けると、重心が前に出ます。全開にすると、収納の重心は10cm以上前へ移ります。

揺れで引き出しが飛び出すと、収納は前に倒れます。ロックの付いたレールを選んでください。

ロックは、1回引くと外れます。揺れで外れない強さを、購入前に確認してください。

開けたら閉める。この習慣が、倒れる確率を下げます。特に上段の引き出しは、開けたままにしないでください。

地震のときは、収納から離れてください。倒れる方向は、前です。

幅119.8cmは、72,499円で底面積が広い

食器棚 組立式 収納付き 天然木 は、72,499円です。幅119.8×奥行44.5×高さ182cmです。

幅119.8cmは、奥行44.5cmに対して2.7倍の広さです。左右の底面積が広く、横に倒れにくくなります。

前後の比率は、高さ182÷奥行44.5で4.1倍です。前へ倒れる力は、幅では変わりません。

幅が広い収納ほど、固定は左右2箇所ずつ。計4箇所で止めてください。

幅の広い収納は、左右の荷重を均等にしてください。片側だけ重いと、横に傾きます。

5段 奥行40cmは、16,565円

食器棚 組立式 収納付き ガラス は、16,565円です。3段から5段、奥行30cmと40cmから選べます。

5段 奥行40cmを選ぶと、天板までの高さが高くなります。段数が多いほど、上段の位置は上がります。

奥行40cmは、A4縦30cmに指の余白10cmを足した数字です。書類を引き出せます。

段が多い収納は、上段が軽い物の置き場になります。書類は下から2段までに入れてください。

石膏ボードの壁は、下地を探す

固定金具は、壁の下地に打ちます。石膏ボードだけでは、金具が抜けます。

下地は、壁の内部にある柱です。柱の位置は、30cm間隔で探せます。金具が効くかは、下地の位置で決まります。

下地の位置は、壁の内側の柱です。柱は30cm間隔で入っていることが多い寸法です。

下地が見つからない壁では、石膏ボード用のアンカーを使います。ただし、耐える重さは金具より小さくなります。

固定できない壁には、収納を置かないでください。倒れる前に、置き場所を変える判断が要ります。

固定金具のビスは、長さ4cm以上のものを選びます。短いビスは、下地から抜けます。

収納 高さ 奥行 高さ÷奥行
幅35cm 180cm 44.5cm 4.0倍
幅80cm 182cm 44.5cm 4.1倍
幅119.8cm 182cm 44.5cm 4.1倍
倒れる原因は、高さが奥行の4倍になることと、上段の重さです。金具2箇所と下段への移動で止めてください。

よくある質問

Q突っ張り棒でも、倒れませんか。

倒れます。 突っ張り棒は横ずれを抑えるだけで、前への転倒は止められません。

Q賃貸でも、壁に穴を開けられますか。

開けられません。 突っ張り式の固定具か、家具固定用の粘着シートを使ってください。

Q上段に書類を入れると、必ず倒れますか。

倒れやすくなります。 高さ150cmに15kgを載せると、倒れる力は下段の3倍以上です。

Q固定金具は、いくつ買えばいいですか。

2個です。 左右に1つずつ、上下2箇所に付けてください。

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