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クローゼットの主役・チェストと衣類収納家具の選び方

チェストは、引き出しの深さ40cm・幅80cm・高さ100cmのものが、衣類収納の基準になります。この寸法なら、Tシャツ40枚と下着・靴下が1台に収まります。先にサイズを決めてから、素材と見た目を選んでください。

クローゼットの主役・チェストと衣類収納家具の選び方
40cm引き出しの深さ
80cm本体の幅
30L1段あたりの容量

4種類を、容量と取り出しやすさで比べる

衣類をしまう家具は、大きく4つに分かれます。チェスト、ハンガーラック、ワードローブ、収納ケースです。どれが優れているというより、しまう物の形で決まります。

種類 容量の目安 取り出し 価格帯 向く物
チェスト 200〜300L 前から1動作 2〜6万円 畳む物(Tシャツ、下着、ニット)
ハンガーラック 30着 前から1動作 5千〜2万円 吊るす物(シャツ、コート、ワンピース)
ワードローブ 400L 扉+引き出し 4〜12万円 吊るす物と畳む物の混合
収納ケース 30〜60L 蓋を開ける 1〜3千円 季節物、布団、予備

衣類の7割は畳んでしまう物です。だから主役はチェストか、チェスト付きのワードローブになります。ハンガーラックだけでは、Tシャツと下着の置き場所が決まりません。

POINT最初に買うべきはチェストです。ハンガーラックは後から足せますが、チェストを後から増やすと、置き場所がなくなります。

チェストの寸法は、3つの数字で読む

幅80cmのチェストは、引き出し1段の内寸が幅72cm、奥行き38cm、高さ17cmほどになります。容量は約30Lです。Tシャツなら12枚、ニットなら6枚、バスタオルなら4枚が入ります。

幅100cmにすると、1段あたり40Lまで増えます。ただし、部屋の通路60cmを残すと、6畳の部屋では幅80cmが上限になります。

高さは100cmまでにしてください。120cmを超えると、上2段が見えなくなり、奥の物が出てこなくなります。天板が目の高さより下にあれば、上に物を置いても圧迫感が出ません。

引き出しを開けたチェストの中、畳んだ衣類が手前から見える状態
引き出しを開けたチェストの中、畳んだ衣類が手前から見える状態

引き出しの深さで、しまう物が変わる

深さ40cmの引き出しは、衣類を前後に2列並べられます。手前が今季、奥が来季です。奥の列は取り出しにくいので、季節物を置きます。

深さ30cmだと1列しか入りません。その代わり、奥の物が取れない問題は起きません。小物専用にするなら、30cmで十分です。

深さ50cm以上は、寝具用です。衣類には深すぎて、奥に手が届きません。チェストと併用するなら、深さの違う2台を並べるより、1台を浅く使うほうが片づきます。

素材は、突板か無垢かシートか

天板と前面の素材で、寿命が変わります。

突板は、合板に0.2〜0.6mmの木を貼ったものです。10〜15年は使え、価格は2〜5万円。無垢材は、20年以上使えますが、5〜12万円します。シート貼りは、5〜8年で角から剥がれます。価格は1〜3万円。

賃貸で長く住む予定がないなら、シート貼りでも構いません。ただし、引き出しの底板だけは確認してください。シート貼りの底板は、重い物を入れると撓みます。底板が5mm以上あるものを選んでください。

レールで、10年後の使い心地が決まる

引き出しのレールは、3種類あります。木レール、スチールレール、スライドレールです。

木レールは、本体と引き出しが直接擦れます。5年ほどで動きが重くなり、蜜蝋を塗って補修します。スチールレールは、10年は滑らかさが続きます。スライドレールは、全開まで引き出せ、奥の物が取れます。

衣類用なら、スチールレールで十分です。全開にしたいなら、スライドレールを選んでください。価格差は1台あたり5千円ほどです。

チェストは、引き出しを開けた瞬間の見え方で選ぶ。

ハンガーと組み合わせる

チェストの上に、突っ張り棒を1本渡すと、吊るす場所ができます。高さは床から180cm。シャツの丈が80cmなので、下にチェストの天板100cmがあれば、ちょうど収まります。

この組み合わせで、畳む物と吊るす物の両方が1.2m幅に収まります。ワードローブを買うより安く、部屋の圧迫感も出ません。

よくある質問

Qチェストとタンスは何が違いますか。

同じものです。関西では「タンス」、関東では「チェスト」と呼ぶことが多く、家具店では引き出し付きの収納家具を指します。

Q6畳の部屋に幅100cmは大きすぎますか。

通路60cmを残せるなら問題ありません。残せない場合は幅80cmにしてください。

Q引き出しが重いときは、どうすればいいですか。

木レールなら蜜蝋を塗ってください。スチールレールなら、レールに溜まった埃を掃除すると軽くなります。

Q上に物を置いても大丈夫ですか。

天板の耐荷重は20kg程度です。プリンターやテレビは避け、時計や鏡までにしてください。

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